各家庭で様々な使われ方をしている便利で手軽なレジ袋ですが、大量のゴミとしてや二酸化炭素の排出元として、色々な問題を抱えているのです。
手軽にもらえるからといってゴミ袋の代わりに使っている人も多いと思いますが、これにかかるコストも安くはないのです。
様々なお店やコンビニなどで商品を入れてくれるレジ袋ですが、他の国袋に比べるととても丈夫でしかも丁寧に色々なサイズがそろっています。
しかし、レジ袋自体のリサイクルというものはほとんど行われておらず、家庭で小分けのゴミ袋代わりに使ったりそのままゴミとして捨てられる事が多いのです。
家庭で小分けのゴミ袋としては、とても手軽に使えるものですが、環境への影響を考えた素材で作られて物ではないため、埋め立て処分されると土の中で有害物質が溶け出す事もあります。
また、ビニール製やプラスチック製のショッピングバッグの多くは焼却されずに埋め立てされ埋立地などから海へ流される物も多いのです。
海中を漂うレジ袋はカメの大好物であるクラゲと欲にて見えるため、海がめが間違えて大量に食べてしまい、胃の中に詰まりエサが取れなくてしんでしまうという事例が増えています。
レジ袋の原料となる石油価格の高騰でレジ袋一枚にかかるコストは以前の倍近くなっています。
スーパーなどでも大量に消費されていましたが今までのように無料で配布していると、経営側の経済負担がかなり大きくなってしまうようになりました。
食品や生活用品の価格が急上昇している中、販売側の経済負担が大きくなれば商品の価格への影響もでてきますよね。
少しでも安く商品を提供してもらえるなら、消費者側も喜んでレジ袋削減に協力したいですよね。
製造過程やゴミ処理段階では、温暖化対策として日本全体で削減しなければならない二酸化炭素がかなり排出されています。
各事業所の削減基準も定められていますから、レジ袋を有料化することでレジ袋にかけるコストを減らす分商品の価格を少しでも下げてもらいたい、というのが消費者の本音といえます。
その分の経費でしっかりと温暖化対策を進めいけるのであれば、将来の地球のためにお金を出してもいいと思いますよね。
レジ袋の有料化には、デポジット制度が取り入れられている事も多く、エコバックを利用すれば割引サービスが受けられるというシステムが取り入れられているところもあります。
最近ではどこの店でもエコバックやマイバックが販売されています。
このエコバックは、お店によってデザインも様々で人気が高いデザインのものも増えています。
おしゃれで使いやすいエコバックなら、日常的にも使いたくなりますからレジ袋は必要なくなってきます。
さらに店舗によってはエコバックの利用で会計金額からいくらか割引を行うサービスや、スタンプをためて商品や商品券と引き換えることが出来るサービスなどを行っているところもあります。
こういったシステムを利用して、少しでも安く購入し環境にも貢献したいですよね。
今よりも循環型社会への転換を目指す日本としては、商品を売る側が責任を持って「ゴミとなるものを回収リサイクルする」というシステムができるなかでレジ袋の削減を行っていくことが求められています。
そのためには、消費者側がレジ袋を断る「リフューズ」するという習慣をつけるのも大切なことです。また、海外ではレジ袋自体のリサイクルシステムが進んでいるところも多く、スーパーの店先にはレジ袋を回収するボックスが置いてあるのも見かけます。
こういったリサイクル、リフューズを上手く活用してレジ袋を上手に削減したいですよね。