最近はどんな小さなものにもリサイクルマークや原料名が書かれた表示が付いているのを見かけますよね。それだけ資源になる可能性が残っているものばかりと言う事がよくわかります。
分別や回収のための手間はちょっと面倒って事もありますが、面倒だからといってゴミを増やすより「自分が動くだけで有効な資源を生み出すことが出来る」と考えると、無限の可能性を表すマークにみえてきませんか?
私たちの周りにあるもの多くは、資源から作られてまた資源として再利用できるものばかりです。しかし、原料によってリサイクルの方法や回収の仕組みが違いますので、きちんと種類を別けて分別して回収する必要があります。
リサイクルできるものをきちんとリサイクルすれば、現在のゴミも半分以下の量に減らすことが出来るといわれています。そのために、作られている原料や再生方法を解りやすく図やマークで表示したものがリサイクルマークです。
ビンの底などに付いているこのマークは、リターナブルマークといいます。リサイクル製品に付いているリサイクルマークとちょっと違いますよね。リターナブルとは、再利用のことで、ビンをそのまま洗浄・検査した後中身だけを詰め替えて使うことです。
原料に戻してから加工しなおすリサイクルとは違い、何度も同じものを使いまわすことが出来るので、同じ色や大きさで作られています。リユースビンともよばれていて、お店に返却することでビンの金額を返却してくれるデポジット制を取り入れている事もあります。
沢山のもので溢れている私たちの周りで、新しく何かを購入する時にそれが本当に必要なものだけを、環境へ与えるダメージの少ないものを選んで購入しようという決まりがあります。
温暖化対策のための京都議定書と同じ頃に作られた法律で、より環境への影響が少ない商品やものである場合、グリーン購入法に適していると判断されるとそれぞれに適した基準でマークをつけることが出来ます。
リサイクルマークやエコマーク・グリーンマークなどはこのグリーン購入法に適したものにだけつけることが出来るマークの一つなのです。これらのマークが付いているものは、作る段階から環境への配慮を行っていることがひと目でわかりますから、消費者としても選ぶときの良い基準になりますよね。
リサイクルマーク
リサイクルマークには、再生して使用することの出来る原料の種類やその方法を示すためのマークと、再生された原料を使って再生されたものであるということを示す2種類のマークがあります。回収率の高い腰などの場合、どのくらいの割合で古紙を原料に混ぜて使用しているかをマークの中で表記しています。
また、ペットボトルや食品トレーなどは、プラスチック製品として原料のプラマークが付いていますが、回収するときには色や形などに別けてそれぞれ分別しなければなりません。
エコマーク
エコの「e」をかたどったエコマークは、マークが付いている物自体だけでなくはじめの製造段階から回収・リサイクル、最後の廃棄にいたるまですべてにおいて環境に配慮した製品であることを示しています。しかし、エコマークが付いているからといって「温室効果ガスを排出しない」というわけでも「環境に影響のある物質を排出しない」というわけでもありません。
マークが付いているからと安心せず、使われている原料や中に入っている成分は自分の目できちんと確認して、選ぶようにしましょう。
ショッピングバックについていたマークです。 原料に古紙を30%使った紙と、大豆を原料にしたインクを使用していルことがわかります。
上記と同じ古紙を使っていることを表すマークですが、古紙の割合がわかります。
マウスウォッシュのラベルに使われていた紙のマークです。ラベルは紙製品なのでボトルから剥がして古紙として分別回収に出します。
牛乳のリサイクルマークです。牛乳パックをリサイクルするための手順も記載されています。
シャンプーボトルについていたラベルです。ボトル本体とキャップの原料の違いがわかります。
ペットボトルのラベルです。ペットボトルリサイクルのマークの横に、キャップとラベルがプラでリサイクルできるようにそれぞれのマークがあります。
ちょっと見えにくいですが、プラスチック製の食品トレーに印刷されていたエコマークです。リサイクルされたプラスチックをリサイクルして利用しているトレーで、さらにリサイクルして使えるように大きく印刷されています。(後述・デザイナーより:見えにくいってレベルじゃないっすw)
薬の袋にもプラマークが付いています。液体や付着しやすいものが入っているプラ製品は、軽くゆすいでからプラゴミとして回収してもらいましょう。
トイレットペーパーに付いている古紙のグリーンマークです。グリーンマーク認定品に付いています。
携帯電池に使われているリチウム電池のリサイクル表示です。携帯電話会社にはこの電池をリサイクルボックスがあるので、使用しなくなった電池は回収してもらいましょう。
エコマークとはちょっと違うのですが…、80才で20本の自分の歯を残そう!という「8020推進委員会」のマークです。歯ブラシやマウスケア用品に付いています。